- 投稿日時
- 2010-03-22 05:27
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彼は1人思う。
『本当におぞましいものは、
物語に出てくるような怪物や幽霊
口に出すのもはばかられる凄惨な犯罪やその犯人
そんなものじゃない。
そんなものはまだ可愛い。』
彼は、天井から縄を吊す。
縄の先は、輪になっている。
『本当におぞましいものは、
それらを創造し具現化しうる人だ。
結果を引き起こした人自体なんだ。』
輪はもう彼の首にある。
『怖い、恐い、こわい・・・』
『こんなものが溢れた世界で、もう生きてはいられない・・・っ!!』
がたん。
彼は乗っていた椅子を蹴り倒した。
薄れゆく意識の中で、彼は考えた。
『違う、何かが違う・・・』
『そうか、人じゃない。おぞましいのは…僕をここまで追い詰めたのは人じゃない』
『僕を殺したのは、人を恐れてた・・・その恐怖・・・』
『本当におぞましいものは・・・僕の中に、あった、の、か・・・』
そこで彼は息絶えた。
数日後、彼の葬儀がとりおこなわれた。
そこに出席した人は、口々に故人をこう語ったという。
彼は生前、ずいぶんと何かに怯えていた、と。
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ずいぶんと暗い話になってしまった;;
一人称変え、性転換、アドリブ等かまいませんw
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