【長台詞】紅蓮の華・壱。【女声向け】
- お題投稿者:
Gaia- 投稿日時:
- 2008-11-11 23:05
- コメント
- どうしてこんなに長台詞なんだ自分。Gaiaです。どーも。
今回のお題は「ある女性の独白」という感じです。
時代設定は明治、大正辺りでしょうか。
長くなりそうなので、分けます。
***
昔語りを致しましょうか。
まだ、この帝都がお江戸と呼ばれていた頃の話でございます。
私は貧しい農家の生まれでございましてね。
当時と致しましては、当たり前の事でございますが、
幼い冬の日に、親から女衒(ぜげん)へと売られたのですよ。
その時の私は、ただ怯えておりました。
女衒の男も恐ろしゅうございましたし、
長い長い道中、何処に連れて行かれるのかという
どうしようもない程の不安…。
ああ、我が身を売られたにも関わらず拭い去れぬ、
父母への恋しさもございましたね。
泣いてしまえば女衒に叱り飛ばされます故、
泣く事もかなわず…辛うございました。
そうして、私は吉原に入れられたのです。
ええ、ご存知の通り、遊郭でございますよ。
とある見世にて、禿(かむろ)としてお仕えする事になりました。
今にして思えば、岡場所や湯屋へと売られずに済んだのは
不幸中の幸いと申せましょうね。
けれども、所詮遊郭も岡場所も変わりはございません。
華やかに着飾った遊女達、艶やかな花魁道中の裏で、
年季明けを待たず、花柳病を患って亡くなる方は数知れず。
新造(しんぞう)の姐様が、初めて客を取らされた後に泣く様も、
足抜けに失敗した女郎の姐様が忘八に折檻される様も、
禿としてお仕えしながら、散々目の当たりに致しました。
あれはまさしく、女にとっての地獄でございましたよ。
私が生きながらえたのは何故かと?
私は禿から新造には上がりましたが、
客を取らされる事はなかったのです。
あの、忘れようにも忘れられぬ日から…。
…随分と長話になってしまいましたね。
続きは、またお会いした時にお話致しましょう。
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一人称変更、アドリブ大歓迎です。ご投稿お待ちしてまーす。
p.s.コメント返せません。ごめんなさい。 - タグ:







